本日、「木村所長のオレオレ事件ファイル」全二回の公演が終了しました。
ご来場いただいたお客様、並びに取材に来ていただいたマスコミの皆さん、ありがとうございました。
同時に、運営側の至らなさから数々のご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
会場が予想以上に暑く、お客様に大変不自由な思いをさせてしまいましたこと。
予約制であることが徹底されておらず、客席数の関係から、何人ものお客様にお帰りいただくしかなかったこと。
お詫びの言葉もございません。本当に申し訳ありませんでした。
せめて次回以降、同会場での公演ではこれらの点にしっかりと対策を立てて臨みたいと思います。
さてさて、私の仕事は放送作家でして、テレビですと今回のような内容のものは多く手がけておりますが、芝居となると初めての経験。色々と悩み苦しんだ公演でしたが、果たして楽しんでいただけたかどうか?
ただ、嬉しかったのは出演者の方々の演劇へのハマりっぷり。
出ることから見ることまで、尋常じゃない興味の持たれようで、こればかりは「やった甲斐があったなあ」と心から思った次第です。まあそこを狙ったところもあったんですがここまでとは。これはもしかしたら、またあの皆さんの芝居をお見せできる事があるかも知れません。期待大です。
特に青森銀行コンビの木村支店長と高橋所長。ご本人たちの芝居への情熱もさることながら、驚いたのが応援団。私、そこそこ演劇やってますが応援ウチワ持って来たお客さん始めて見ました。ジャニーズのライブかと思いました。
思えば青森大学出身の私。アトリエハリヤマで髪を切り、学生課で単位が足りないと怒られ、青森銀行幸畑出張所で口座を作り、あおぎんカードローンにもお世話になりました。ちなみに私がいたときの健康の通帳も青銀でしたし、もちろんウチの劇団の口座も青銀です。
まさかその人達と芝居作る日が来るとは……人生って面白いですね。
長いおつきあいと言えばケーブルテレビさんも同様。
あの、こっそり書きますが、今回は題材が題材だけに取材が多く、当日も稽古も、新聞テレビ関係はじめたくさんの方に取材していただきました。
まああの、それ自体は大変ありがたいことなのですし、本番時もこちらの受け入れ体勢も整っていない中、よくやっていただけたと思います。
しかしですね、あの、まあ、端的に言うとテメエ空気読めよというか、テメエそこに立ってたら役者出れねえだろとか、どこにいたらいいか分からないならせめて聞けよ馬鹿野郎とかまあいろいろ思わなくもないわけです。まあ問題はそれすべて特定の一社がやらかしてたりすることなんですが、まあそれは置いといて。
私も仕事柄、取材する側に回る方が多いので取材者の方の考えもわかります。しかし、やはり物を作っている同士、その苦労が分かるならそれに対する敬意はあってしかるべきだと思います。現に、仕事の出来る方でその気持ちがない人などいませんし、そんな無神経な行動はとりません。
しかしですよ、それに比べて我らのケーブルSさんは流石でした。そのお気遣いにこちらが申し訳なくなるぐらいで、まあ私なんかが言うのもなんですがこれぞプロの仕事という取材ぶりでした。大変感謝しています。しゃべってませんが。
ちなみにTさんの時は、ほめてもらって申し訳ないんですが、指示がえらくざっくりしてたので不安で必死にさばいただけです。私、役者が舞台ですべるのを見るのは好きですが、自分がすべるのは大嫌いです。番組のテイスト変えちゃったかも知れませんが、それでもやっぱケガしたくないという気持ちが勝ちました。いや別にTさんがすべらそうとしてたわけじゃないでしょうが、まあ、あれです、精進しましょう。
長くなりましたが、まだまだ芝居の方も終わりません。今回の会場である幸畑福祉館では来月、引き続きお芝居があります。おかげで私もさっぱり休めませんが、久しぶりの芝居漬けにやはり我ながら現場にいるのが向いているとヒシヒシ感じます。
まだ決定ではないですが、今回のお芝居をぜひ上演してほしいという、ありがたいお話もあります。
観客の皆さんとお会いできる機会も今年はさらに増えそうです。
ぜひ、ご期待ください!